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続 ヒルクライマー

自転車で山に登るヒルクライマーに、それをやった事がない人が、思わずたずねてしまう愚問の1つに・・・

どうして自転車で山に登るのか?

普通では考えられない、あまりも馬鹿げた行為だけに、どうしても聞きたくなりますよネ
でもその答えは・・・



そこに坂道があるから・・・

アルピニストにどうして山を登るのか?と聞かれて、答える言葉となんら変わりがありません
というか、それ以外の答えがないですからネ
それをやった事がない人の質問に答えるには・・・・


では、苦しい思いまでして坂を登って、何が楽しいのか?

それに対する答えは・・・ただ1つ

登ってみなくては、分からない

自分としてはそうとしか答えようのない質問の答えに・・・小説ヒルクライマーの文中でも同じやりとりが書かれていたが・・・
実はもう1つの、とても分かりやすい、著者の考えが、別に文中に書かれていた

その答えに自分も思わず同じだと・・・超共感し・・・思わずそのページをドッグイヤーしてしまいました

それこそ小説を読まねば伝わらない・・・とも言いますが(汗)

自分的には言葉に出来なくて、なかなか伝えられなくてモヤモヤとしていた、ヒルクライマーの脳内的感情を、ものの見事に小説の中で簡単に言葉に表現してくれているのです

そうか、あの言葉に出来なかったモヤモヤは、これだったんだ!

まさに霧が晴れたような感じでした




小説の中では2人の主人公が描かれています
1人は20代前半の若者・・・チャレンジャーです
そして1人は40代なかばの男性・・・まさに紅のドカ世代が的中ですが(汗)

その40代なかばの大作と呼ばれる主人公が、ヒルクライムについて口にした言葉が、どハマリというか・・・超共感してしまいました
その言葉とは・・・

ヒルクライムは全てを忘れて・・・“無”になれる

この言葉を目にした時、自分の身体に電流が流れました

自分もそうだ・・・

小説の主人公である大作ほど、ヒルクライムは速くないですが、坂道を登るときの気持ちは同じであった事に驚きを隠せませんでした

人間長く生きれば生きるほど、断ち切れないしがらみがついて回ってきます
普段、ぼぉ~っとしていても、頭の片隅では何かを考えている
完全に無になれる時間なんて、人生が長くなればなるほど存在しない
(まぁ、冷たい水が流れ落ちる滝に打たれながら、修験道の修行でもしていれば別ですが・・・)

だが自転車で、ヒルクライムをしている時は違う

頂上を目指して、ガムシャラに坂道にアタックをかけている時は
頭の中は真っ白です

まさに“無”の状態です

きつい坂を自転車で登るという究極のサディスティック行為をしつつも、その頭の中では“無”という、究極の昇天状態・・・M男!?
と言われても抗いようがないですが

何も考えられないくらいに苦しく追い込まれた瞬間
人間はその苦しみを忘れるために
頭の中で何も考えないように、究極の快楽を与えてくれているのかもしれませんネ

もちろん、その“無”の状態の時には・・・こんな事を書くと恨まれ誤解を生むかもしれませんが・・・仕事の事も、友達の事も、家族の事も全てが存在しない真っ白な世界

その世界の居心地の良さといったら、他には存在しないですネ
ちょっとした風俗でも体験できません

だが、その世界に突入するには、苦しみという進撃の巨人のような、強大なる扉があって、それを自らのチカラで開けていかないと、突入できません
10分15分のヒルクライムでは、そう簡単にはその重い扉は開いてくれません

苦しみの先にある“無”の世界

それは死後の世界にもつながる、世界かもしれませんネ
それを生きながら体験できるのなら本望です
だからヒルクライムはやめられない

あれ?
こんな事を書いていると、紅のドカが普段の日常生活に嫌気がさしていて、現実逃避をしたがっているようにしか見えませんネ・・・

まぁ、リアルに現実逃避くらいはやらなくては、普通の生活ができそうもないので、妄想などでちょいちょい逃げさせてもらってます
でも現実逃避とヒルクライムの先にある“無”の世界はちょっと違いますネ・・・いや次元が違いますネ



2人の主人公を追うカタチで小説は進んでいくのですが・・・
その話しのほとんどが、挑戦者である若者を中心に話しが展開していきます

そして、読み終えたあと、必ず思うのは・・・
この40歳で自転車に目覚め、たった5年でTOP選手となっていく大作のストーリーを、別で書いてくれないかな~
と思わず願ってしまいます

同世代であり、背負っている人生の重たいモノも同じ・・・ただ小説の中の大作のように、家族を捨てる覚悟まで持てない紅のドカなので、中途半端に自転車にハマっている分だけ、大作のようにヒルクライムを速く登れないのでしょうが・・・

40歳から自転車を始めて、たった5年でTOP選手までに成長していった、社会人としての、家族を持つ者の苦悩と苦労を描いて欲しい
そして、今回のレース終了以降のストーリーも、続編も書いてほしい
と思わず熱望してしまいます

このヒルクライマーを読んで、自転車で山を登るための練習方法も沢山載っていて参考になりました

この小説を読み終えた紅のドカが、自転車の練習をする時に、己自身を鼓舞するかのように言い続けている言葉は・・・

ケイデンスを回せ!・・・です

これから冬場となり、寒くなる一方で自転車の練習も減ってくるかもしれませんが・・・
ケイデンス(クランク)を回して、心肺機能を向上させる事を目標にしたいと思っています

小説ヒルクライマー・・・あまり聞きなれない自転車用語も出てきますが、それらを知らなくても、面白く、そして感動できる小説に仕上がっていると思われます

とりあえず、ちょっとでも自転車に興味がある人は・・・
とっかかりとして・・・最近の漫画“弱虫ペダル”か、昔の自転車バイブル漫画“シャカリキ”がオススメ
そして、それらで十分ハマったら・・・小説ヒルクライマーです

オススメです!!!
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